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- 現代語訳
不得御芳談御残多御事候、些度御心能
候而首里江御登り被成事も有之候ハ丶、茅
亭江も御立寄候得かしと存申候、御安否
旁御尋申入候、以上、
十月十九日 添石親雲上
脇目差様 御宛書ハ包外ニ為有之殊候、
覚
食まかり一束 昆布一斤
はり十本 こし五ツ
添石親雲上
小文筆乙對 たはこ入壱つ
右少分為 添石子より
御□(餞ヵ)致進覧候、以上、
十月
口上
御病躰被得全快、寔以目出度御事候、
心残りに思っている。少しでも、もしお加減がよろしくなった折りに、首里へ上られるようなことがあれば、ぜひ茅亭(私の粗末な住まい)へもお立ち寄りいただきたい。まずは安否をお伺いしたく、右の通り申し上げる。以上。
十月十九日 添石親雲上
脇目差様 宛名は封筒の外に記してある。
覚
食まかい一束 昆布一斤
針十本 櫛ヵ五ツ
添石親雲上
小文筆 たばこ入れ一つ
添石より
右の品物は少しではあるが御餞として進覧するものである。以上。
十月
口上
病気が全快したとのこと、まことにめでたいことである。