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- 現代語訳
全身躰身さへ不平ニ有之候間、御療養能
可被入念候、御安否御尋以使申入候、此籍(藕ヵ)粉ハ
暑氣を拂、就中熱病ニ用候而能々
ものにて候間、御用可被成候、以上、
廿九日 添石
脇目差
口詞
御不快氣之由、先朝粗承申候、□天者
全躰之者さへ不平ニ有之候間、御療治能可被
入念候、以使御尋申入候、随而藕粉一包遣之、
此者暑氣を醒候もの、殊熱之痛ニ成
ほと能きものと承候間、用得可被申候、
拙使ニ茂殊之外暑氣痛入申候、薬共被
下、暑を治申躰候ニ候、以上、
廿九日 添石
御病躰御快之由珎重御事候、猶御保養
健康な者の身体でさえ不調になりがちな折であるので、どうか入念にご療養なさっていただきたい。御安否をお尋ねするために、使いをもって申し入れる。この藕粉は暑気を払うものであり、ことに熱病に用いるのに良い品であるので、どうぞ御使いくださるよう願うものである。以上。
廿九日 添石
脇目差
口詞
御不快の由を、先朝おおよそ承った。[ ]のころは、健康な者の身体でさえ不調になる時節であるゆえ、どうか入念にご療治なさってもらいたい。ついては、御安否をお尋ねするために使いをもって申し入れる。そこで藕粉一包をお送りした。この品は暑気を醒ますものであり、ことに熱による痛みによく効くと承っているので、どうぞ御使いくださりたい。私の使者も、想定外の暑気により強く痛み入っていた様子であったので、薬を下された(与えた)ことで暑気を治すことができたようである。以上。
廿九日 添石
ご病気が快復されたとのこと、本当にめでたいことと存じる。ご静養中のため(直接お目にかかって)親しくお話しできず、