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- 現代語訳
別紙之通御憐愍を奉仰候、此程御馴
染を以御助成相叶候ハ丶、今生後生之御恵
聊無忘却奉存候、右之段為可申上如此ニ
御座候、誠惶謹言、
四月三日 平氏
平良親雲上様
覚
□ニ而茂相済候、
製麦弐斗五分程
此外ニも海上亦ハ八重山嶋江下着□□候間、当月
相成候、御見合被下候ハ丶千万難有奉存候、
右者乗舩逢せき□飯米、其外當用
之品々濡廃り至極及当惑被遊申候条、
此涯被為□御高憐舩元江御見次被下度、
偏奉願候、遠方別而之御厄害思召之程
如何敷奉存候得共、御蔭を蒙不申候へハ
助命難叶、乍憚右通奉願候、乗舩之儀、
[ ]別紙のとおり、ご憐愍を仰ぎ申し上げるところである。このたびの御馴染みによって御助成がかなうのであれば、今生後生の御恵みとして、少しも忘れることなく存じている。以上の件を申し上げるため、このように書き記した次第である。誠惶謹言。
四月三日 平氏
平良親雲上様
覚
[ ]でも済ますことができる。
製麦弐斗五分程
このほかにも、海上あるいは八重山島への下着[ ]などの諸事があり、今月になった。御見合わせしてくだされば、非常にありがたく存じている。
右の件は、乗船[ ]飯米、そのほか必要な品々が濡れて廃れ、きわめて困ってしまっていたため、このうえは御高憐を賜り、船元へ準備してくださりたく、ひたすらお願い申し上げる。遠方のこと、特別な御厄介をおかけすることとなり、いかがなものかと存じてはいるが、(貴殿の)御蔭をいただけなければ助命もかないがたく、恐れながら右のとおりお願い申し上げる。乗り船については、