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  • 現代語訳

儀者寔富士之山候得共、去年以来□なし
相成何事も難任所存□々申上候、心
緒之程御遠察被成可被下候、何れ従是先ハ
□を得申折節も可有之候間、委曲可得
貴意候、何様今般早便より御吉左右奉待候、
恐惶謹言、
  二月八日        平敷里之子親雲上
  平良親雲上様
追而致啓上候、猶以御堅硬珎重奉存候、
然者私事、當分續兼致難儀候段者
御存知之通御座候、因蔭家内為補助
去冬比嘉目差殿江塩拾表國仲目差へ
同拾表焼酎入中壷壱本相頼差分置候間、
何とそ御懇意之一筋を以貴様御前よりも
御内々御下知被成、代料早相調候様、御肝
煎被成被下度奉頼候、尤國仲目差様江

(そのつとめは)まことに富士山のように大きなことであり、昨年以来、[     ]何事も思うようにつとめがたくなっていることを[     ]。どうかそのような内情をお汲み取りいただきたいと願う次第である。
いずれ今後は、[   ]の機会もあるであろうし、(その折には)詳しく御意を得ることもできるだろう。早便にて、貴殿の御吉左右(御無事安泰)をお待ち申し上げる。恐惶謹言。
  二月八日        平敷里之子親雲上
  平良親雲上様
追って申し上げる。相変わらずご堅固にお過ごしの由、誠にめでたいことと存じている。さて私事であるが、当分のあいだ生活が思うように続かず、難儀していることは、すでにご承知の通りである。そのため、家の暮らしを補う目的で、去る冬、比嘉目差殿には塩十表を、国仲目差には同じく十表と焼酎を入れた中壷一本を頼んで渡しておいた。ついては、日頃のご懇意の筋をもって、あなた様からも内々にお取り計らいいただき、代料を早めに調えていただけるよう、ご尽力を願うものである。とくに国仲目差殿に渡してある品は、
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