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  • 現代語訳

申上候、以上、
  水無月十六日
   手紙茂御有合候ハ丶一御取添可分下候、
  平良親雲上様
不勝之天氣候へとも、弥御健勝御入候哉、
以次男御左右承度候、私事今日隙を得
致在宅候、仍而徒然打まかせ六拾弐字を
二〆に書続候、於旅亭御一笑を催
暫御慰之種子ニ茂と存、懸御目申候、併
他見今十年之□可被成候間かたく辞退
存申候、御覧之後破すてられ可被成候、心緒
貴面被留候、以上、
  盆月七日
時を運命と進しらは世の中に
 なにふこらみ□種子とりはする
よしあらの難波の事を身に請し

[            ]。
  水無月十六日
   手紙茂御有合候ハ丶一御取添可分下候、
  平良親雲上様
勝れぬ天気続きではあるが、いよいよご健勝にお過ごしであろうか。次男を使わすので状況を伺いたく存じる。私の方は、今日は折よく暇を得て在宅していたため、つれづれのまま六十二字を二しめにして書き綴った。旅亭にてひとときのお笑いともなり、わずかでもお慰みの種になるかと存じ、お目にかける次第である。ただし、他見は向こう十年ほども堅くご遠慮いただきたく、そのため、閲覧の後は破棄なさってもらいたい。まずはこの心中、御目もとへ書き送るものである。以上。
  盆月七日
時を運命と進しらは世の中に
 なにふこらみ□種子とりはする
よしあらの難波の事を身に請し
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