31ページ目
- 翻 刻
- 現代語訳
大慶奉存候、其節者ちと御風引之
躰候處、如何御入候哉、乍序御尋申上候、拙者
事尓今致保養在家仕居候、併昨日よりハ
夜詰前ニ而出勤之内慮罷在候、以上、
平良親雲上様 平良親雲上
昨日砂川にやを以被仰越趣大親方江
申上候処、御世話之最中心入之程□
そんしられ候、昨日御舩中ニ而可相成与
之思召ニ而と□ふ乳一壷・きせる一本小
たはこ入一被進之候、此段拙者より得
御意候様ニ与被申付□□御座候、以上、
十一月十日 具志頭親方之内
平敷里之子親雲上
平良親雲上様
御氣界もはや御快御他出之由さて〳〵
目出度御仕合喜悦不少奉存候、然者
被仰置、御内意之儀、心及申上置候間、
大いに喜ばしく思っているところである。その折には、風邪を引いていたご様子であったが、その後のご容体はいかがであろうか。ついでながら、お伺い申し上げる次第である。私の方は、いま少し保養のため在宅しているところである。しかし、昨日よりは夜詰め前の[ ]出勤のことを考えているところである。以上。
平良親雲上様 平良親雲上
昨日、砂川にやを通じて仰せ越された趣を大親方へ申し上げたところ、ご心配してくださっている最中でもあり、そのお心遣いのほどはよく承知されたとのことである。昨日、御船中の用になるとの思し召しで、[ ]一壷・煙管一本・小たばこ入一つを下され、まことにかたじけなく存じている。これらの件、拙者よりよく承知し、そのように申し含めるよう仰せつけられたものである。以上。
十一月十日 具志頭親方之内
平敷里之子親雲上
平良親雲上様
ご体調のご回復と、早くも外出なさるほどに快方へ向かわれた由、
まことにめでたいこととと、喜びひとしおに存じている。さて、先日仰せ置かれた御内意の件については、すでに承知し、