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- 現代語訳
□して入申事御座候間、御有合候ハ丶御借
仕度候、其当日相済候ハ丶、則御返進可致
御心易まかせ乍序得御意候、以上、
五月廿九日 平良里之子親雲上
平良親雲上様
此話茂前夜之外、先様透なし之[紙]と
存候故、何とそ得御閑話度御見廻申入
候処、遂本慮大慶之至奉存候、然者時節
から極暑と倡、御病後之程も不顧、長座ニ
及今日之御□式嘸与奉察、近比□□□
入申候、随而御様躰御尋可申入与存候折節、
預御使候故、乍略儀、先期便足候、何様
後刻方貴面會猶可得御意候、以上、
六月十六日 平敷里之子親雲上
平良親雲上様
以手紙致啓上候、然者那覇詰之時分、旅
もしお手元にあるなら、お貸し願いたいのである。当日の用が済みしだい、すぐに返納するつもりであるので、
どうかご安心のうえお許し願いたい。以上。
五月廿九日 平良里之子親雲上
平良親雲上様
この咄も前夜の話し以外に今後の見通しが見えないという事情があるため、ぜひともご閑談の機会を得たいと思っていたところ、思を遂げることができるたいへんに喜び入っているところである。さて、折からの時節ゆえ大変な暑さであり、加えてご病気のご快復後の身でもあるにもかかわらず、長くお座りになり、今日の[ ]もさぞお疲れのことであろうとお察し申し上げる。そこで、ご体調をお尋ね申し上げたく思っていたところである。[ ]ついてはご様子をお尋ね申し上げようと思っていたところ、折よくお使いを頂戴したので、失礼ながらまずはこの便りをもってご挨拶申し上げるものである。いずれにせよ、後刻あらためて貴面にてお会いし、さらに詳しくご意向を伺いたいと願うものである。以上。
六月十六日 平敷里之子親雲上
平良親雲上様
書状にてご挨拶申し上げる。さて、那覇詰めの折に、