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  • 現代語訳

勿論當時給地方御□高及御不足御手迫
之砌、殊ニ無利ニ而拝借物被成下候儀、時節
柄近比以相当不仕候得共、適最初御思慮之
訳を以被仰付置奉行之儀候得者、餘人与ハ
抜群相替、何そ餘例を引候儀ハ無御座候、
尤員数茂僅之事候間、願之通無利拝借
被仰付可然様与奉存候、以上、
  月日
昨日者以参上乍早々遂情話大慶奉存候、
然者内々仰之趣氣味不洩遂可致通達
候処、成程御落着ニ而候間、御□□可被思召候、
委細紙面之上答ニ候得共、ケ様成を筆舌
候儀還而□魔之端を引候故、御面□
態々差招候、将又親方より御奉行夜御咄
之儀、来月三日四日之間御約束有之
筈候、随而五尺手巾三房御手水場ニ□入

もちろん当今は給地方の予算も少なく、諸々不足している折であり、利息なしの借り受けなどは、時節柄なかなか難しいことではある。しかしながら、今回の奉行任命は、御思慮のうえで任命された奉行職であるので、他の者とは(任命の背景が大きく異なる。したがって、前例を参照する必要はない。なお、員数(借り受ける額)も僅かなものであるゆえ、願いの通り、無利息の借り入れをお認めいただくのがよろしいと考える。以上。
  月日
昨日は早々にお越しいただき、心中の話をかわすことができ、たいへんに喜び入っているところである。さて、内々のお達しの趣旨については、漏らさぬよう心得て伝達すべきところであったが、すでにご落着のことであるゆえ、[   ]とお考えいただきたい。詳細は書状にてお答えするところであるが、そのような筆言ではかえって誤解のもとにもなりかねず、そのため、直接お目にかかるようにご招待申し上げた次第である。また、親方より、御奉行を夜にお話しされる件について、来月三日または四日のいずれかにお約束があるはずである。そこで、五尺の手巾三房の品を、御手水場で必要としている事情があり、
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