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  • 現代語訳

渡海仕舩頭共ニ而候得者(共ヵ)、左様申出之筋ニ而
有之間敷与奉存候、且又今壱人程足入候而
相應可仕由申出候儀、少茂存知不申候、此段ハ
私不足ニ茂可有之哉与存候間、何そ宮古嶋江
被仰越委細被聞召被下度奉存候、此等之趣
可然様御披露奉頼候、以上、
  六月     宮古嶋頭
           平良親雲上
残暑甚敷候得共、弥無御替御帰國之御支度
被成候半奉珎重候、折節御仕廻方御世話
而已可有御座之處、被思召度昨日ハ珎敷
新肴贈給之被御念儀、辱可被賞味候、
私事於首里方御用はんた取紛、御禮
及延引無調法之至ニ候、何様御面上可得
御意候得共、其内乍早々如斯御座候、以上、
  文月廿三日
本文之通私共申談候ハ丶、那覇川浚奉

これは、船乗りとして数年来の渡海を経験した船頭たち(の意見)ではあるが、そのような申し出はもっともなことではないと存じている。また、「もう一尺ほど足入れをすると相応に航行できる」という意見もあったが、私としてはその点についてはよく存じないところであり、私の見識不足でもあろうと存じている。ついては、何とぞ宮古島へ指示されて、くわしく指示してくださるよう願い上げる。右の旨、よろしくお取り計らいくださるようお願い申し上げる。以上。
  六月     宮古嶋頭
           平良親雲上
残暑のきびしい折柄ではあるが、(貴殿には)お変わりなく、ご帰国のご支度も整えられ、まことにめでたいことである。その折、御仕廻りの際にご心配をするだけであるが、[       ]昨日は貴重な肴をお贈りくださり、そのご厚志、まことにかたじけなく、ありがたく賞味いたす所である。私のほうは、首里にての御用が繁多であり、何かと取り紛れてしまい、御礼が延引したこと、実に不調法の至りである。いずれご対面を認めていただくよう申し上げたるが、まずは取り急ぎ、このように申し上げる次第である。以上。
  文月廿三日
本文の通り私どもが相談したところ、那覇川の浚渫工事の件については、
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