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- 現代語訳
忝之至候得共、別ニ無頼奉、且亦御貴公様御事
平良親雲上得御由緒茂御座候由御内々
承知之仕恐茂不顧如斯御座候、幾重ニ茂
奉頼候、随而軽少如何敷奉存候得共、何々
進上之仕候、乍憚□□表寸志迄御座候、
誠惶誠恐謹言 宮国村耕作筆者
六月三日 友利にや
當銘親雲上様
参人々御中
一筆啓上仕候、
親方様弥御安康被為成御座奉
恐悦候、私事致上国奉得拝顔度
奉希候處、無其儀及延引別而残念
奉存候、依之未拝□近比其恐如何敷
候得共、奉伺御様躰度願存愚札差上
申候間、万端可然様御取成頼上候、恐惶
謹言、
近年は、[ ]であるが、ほかに頼むべき者も無く、また、貴公様が平良親雲上とも深いご縁をお持ちであると内々に承知しているゆえ、恐縮ながらもこのように願い申し上げる次第である。どうか幾重にもお取り計らいくだされば幸いである。ついては、まことに軽少ではあるが、
これこれの品を進上いたした。恐れながら、ほんの寸志のしるしである。誠惶誠恐謹言。
宮国村耕作筆者
六月三日 友利にや
當銘親雲上様
参人々御中
一筆申し上げる。親方様には、ますますご健勝にて御安康を保たれ、まことに喜ばしい限りである。私こと、上国し、ぜひ拝顔のうえご挨拶申し上げたいと願っていたが、その機会もなく日延べとなり、まことに残念に存じている。そのため、いまだ拝顔にも至らず、近ごろは返す返すも恐れ入るばかりであるが、御機嫌を伺いたく、まずは拙文ながら書状を差し上げる次第である。なにとぞ万端よろしくお取り計らいくださるよう、お願い申し上げる。
恐惶謹言。