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  • 現代語訳

此般之上国海路平安一夜込□高
那覇之河着舩、往古稀成儀候、就中
御両国之御用筋首尾能相弁候儀国中
無隠相聞え御手柄之程道行人茂□進
□きみ仕事、此程御□身を以御仕出被成
候詮相立、御互ニ本願相叶、寔以目出度次第
□悦御同前ニ候、依之諸白一陶之内差上
申候、海路遙相隔候へとも、是ニ而祝言数々
謡可申候間、心緒共ニ御耳ニ□御對顔
之心地被思召大盛たほつと御上り被成
候得かし与奉存候、扨また割たはこ一包取
添申候、諸役人蔵揃之砌御用布調方
相働置候御賞言一吹完被仰付可被下候、
何様錦を着て帰郷之節諸慶可得御意候、
以上、
  五月        平良親雲上

このたびの上国の海路はつつがなく、一夜[     ]那覇の河に着船し、稀なことである。とりわけ、両国の御用向きも首尾よくお勤めを果たされたとのこと、国中の者にも隠れなく聞こえ渡り、その御手柄のほどは、道行く人までもが[    ]である。このたびご自身がなされた御用も、成果が出て、お互いの本願も叶うことになり、誠にめでたいことと存じる。喜びは(貴殿と)おなじである。これにより、諸白一陶を差し上げる。海路が遠く隔たっているとはいえ、これをもって祝言を数々謡い申し上げるので、(貴殿の)お耳にも届け、対面している心地で、[    ]と召し上がってくださることを願っている。さてまた、割たばこ一包を添えて進上する。諸役人が役所に揃った折りに、御用布の調査への働きに対し、御賞言のひとつでも仰せ付けられたい。何れにせよ、錦を着て帰郷する折には、さまざまな御慶びを得られることと存じるものである。以上。
  五月        平良親雲上
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