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- 翻 刻
- 現代語訳
万年の歯(齢ヵ)を延申度願望之外、
他事無之候申越度儀、海山〳〵有之
候得共、光筆ニ尽不申候、猶期後信時
可得御意候、恐惶謹言
十月廿六日 與儀親雲上
瑞慶覧にや様 是ハ私ニ而候
山川にや様
脇目差様
追而不珎短香一包も致進覧之候、各様[江ハ]
餘人相替、別而香花風流之賢人ニ而候□□
□□かし与存候へとも、当日所持無之、心ニ
任不申候、以後相求候ハ丶、御上国之節進□
□□候はなかミ拾□完取添申、何そ之
御用ニも相立候ハ丶、是又可為幸候、
右者、御功者之衆文言左者平敷里之子親雲上
添削幷手紙書寄せ置申候、
万年に齢を延ばしたいとの願いのほかには、他に申すこともない。その他お話ししたいことはさまざまあるが、とても筆では尽くし書けない。また後日の書信にてあらためてお伝え申したい。恐惶謹言。
十月廿六日 與儀親雲上
瑞慶覧にや様 これはわたしである。
山川にや様
脇目差様
ついでながら、珍しくはないが短香一包を進覧する。各位へはほかの人とは異なり、とりわけ香花や風流を好む方々であられるゆえ、[ ]と存じていたけれども、当日は手持ちがなく、心のままに差し上げることができなかった。以後に相求められた折には、御上国の節に[ ]鼻紙十を添えて送るものである。いずれかの御用にも役立つようであれば、まことに幸いである。
右の(書状)は巧者の文章、左の(書状)は平敷里之子親雲上の添削した書状と手紙書寄せである