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記禄一冊、此節相調部候付差替申候、餘(ママ)者(ママ)
恐惶謹言、
  四月七日       豊川親方
  平良親雲上様
尊書拝見仕候、  親方様弥御安康
被為成御座奉畏悦候、将又尊息漢那
親方様海上無恙御下着御勇健被成
御在勤候間、貴意易可被思召上候、然者此節
御仕置御調部ニ付而者、私ニ茂存分之程
書付を以可申上旨蒙仰、寔永代相係り
肝要成御事候共、所存差扣候様ニ茂
不罷成、不残心底存付候侭書付奉備
尊覧候、就中杣山之儀ニ付而ハ此程至極
気之毒仕居候折節漢那親方様
御渡来被成候儀、當嶋運数可為至来之
悦入心之及書寄せ差出置候砌、委細被仰

さて、[   ]一冊について、このたび点検・整理したので送付するものである。以上。恐惶謹言。
  四月七日           豊川親方
  平良親雲上様
尊書を拝見した。親方様におかれては、ますますご健勝にてお過ごしの由、まことに喜ばしいことである。また、尊息である漢那親方様も、海上つつがなく御着船され、健やかに職務をお勤めになっているとのこと、貴殿におかれてもご安心のことと拝察する。さて、このたびの御仕置の調査につき、私の方にも存分に書き付けを申し上げるよう仰せ付けられたこと、これは永代にかかわる重要な事柄であると十分承知しているが、自身の考えを差し控えてはならぬと考え、胸中をありのままに記し、ここに書き付けてご覧に入れる次第である。とりわけ 杣山の件に関しては、このところ大いに気遣いながら日々を過ごしていた折に漢那親方様がご来島くださったことは、この島の将来が開けるとよろこび、心中を認めて書状にして差し上げたところ、
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