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   放心を収候工夫切要之所、師匠ゟ門弟共江
   存付之程申述加教訓候事、
<具志川子>
汝等諸生共、学問出精放心を収候工夫、別而
肝要ニ候、致学問候茂其為ニ而第一敬を主一
にして古{コ}ゝ路(こころ)内ニ存候得者、邪念も差發
間敷候、此所ニ精々力を用へ、平日一念一行
之上ニ茂為天理哉、為人欲哉与是又省察
を加へ、善ニ向へ悪ニ背キ之工夫修行可為
切要候、右通存養之功を重候ハヽ、おのつから
外誘之煩へなく、本来之善心一身之主と
相定、心術正敷相成候段者勿論、萬事
理筋之決着是よりして可致發明候、各
学士与申、右工夫薄僅記誦詞{ソシ}章相達候
迄ニ而者何そ為益不罷成候条、大略右之
心得を以精々工夫可有者也、
  八月朔日
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